エリック・ドルフィ/ラスト・デート

ERIC DOLPHY/LAST DATE
エリック・ドルフィの最後の作品で、1964年オランダでのスタジオライブ録音、ライムライトレーベルです。エリック・ドルフィー(as,b-cl,fl)、ミシャ・メンゲルベルク(p)、ジャック・ショールス(b)、ハン・ベニンク(ds)というメンバーで、バックの人たちはその後もヨーロッパのフリージャズ界で活躍しています。
エピストロフィー、サウス・ストリート・エグジット、ザ・マドリグ・スピークス,ザ・パンサー・ウォークス、ヒポクリストマリーファズ、ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ、ミス・アンの6曲です。
バップでもなくフリーでもないワンアンドオンリーなマルチリード奏者ですね。楽しげなエピストロフィー、なぜか悟ったような演奏のユー・ドント・・・・が素晴らしい。最後に肉声で「音楽は終わると、空中に消えてしまう。二度と取り戻せない」と言っています。
この録音の27日後に糖尿病で亡くなっています。1964年6月29日です。
PR:ラスト・デイト